立ち寄ってくださってありがとうございます。
突然ですが皆さん、仕事は楽しんでいますでしょうか。毎日同じルーティンを繰り返しているうちに、いつの間にか人生つまらなくなっていませんでしょうか。
今日は、仕事を楽しみ、人生を楽しくするための、あくまでも現実的な考え方を提案させていただこうと思います。
非常に長いですが、ほんとうに人生に悩んでいる人にはぜひ読んでほしいです。
気持ちが変われば、考え方や生き方が変わります。
楽しむことが大事なワケ
人生を楽しむためにどうすればいいか・・・その一番の方法といえばやはり、多くの人が人生の大半の時間を費やすであろう「仕事」を楽しむようにするしかありません。
まずは難しいこと抜きで、ごく単純に考えてみましょう。
嫌いな仕事を、愚痴垂れながら嫌々やってるより、
楽しいと感じる仕事を、のめり込んでやってるほうが充実する。
それは間違いないと思います。
これは、学生時代とかにいろいろなバイトを経験したことのある人なら分かるはずです。職場のメンツと馬が合わないとか、業務自体がめんどくさいとか、明らかに自分の性格や能力に合ってないとか・・・そういう気持ちで働いていると、だいたい「辞めたい」「休みたい」「早く帰りたい」と思いながら嫌々行くことになります。
私も、学生のときに複数の職場に勤めたことがあり、そういう心境になったことがありました。
だから実感済みなんですが・・・嫌だなー辞めたいなーかったりぃなーと思いながら仕事してると、当然集中力が落ちるんですよね。接客販売業なんてやってるとよく分かりますが、仕事中はちゃんと集中してないとお客さんと接するときにも対応が雑になりがちなんです。それは自分で気づくほどに酷い状態のときもあれば、他人に注意されて初めて気づく程度の場合もあります。
私はその昔、仕事が嫌でめんどくさくてたまらなかった時分、お客さんに「こんなひどい接客は受けたことがない」と怒られてしまったことがあります。あんなことは人生で一度きりですが、本当に申し訳ない気持ちになりました。同僚にも申し訳ないし、お客さんに申し訳ないし、「何やってんだ俺は・・・」と情けなくなりましたよ。
その後は、そのときの事を反動に集中してがんばって、売り上げも伸ばしていって、結果仕事が楽しくなって、半年後くらいでしたか・・・そのお客さんが再び来られたときには大変満足していただいて、笑顔で帰っていただくことが出来ました。
仕事自体や職場の環境を楽しみ、没入して集中したほうがいい仕事が出来る。これは絶対的真理です。
スポーツをしてるとよく分かります。
毎日の練習で集中していなければ実力は思うように伸びませんし、どんなに一生懸命練習していても、才能があっても、試合のときに集中できていなければ、納得のいく結果は出せません。
チームで試合をするスポーツだと尚更、集中していなければ、仲間にまで負担をかけることになり兼ねません。集中の大切さは、真剣にやっているチーム、上を目指しているチームならどこでも分かっていることでしょう。
嫌い
めんどくさい
かったるい
やめたい
そういう精神状態だと、質の高いシゴトはできないのです。どの世界でも。
『カンブリア宮殿』『ガイアの夜明け』ああいう、できる大人たちが登場するテレビ番組を見ると、皆さんやっぱり集中してらっしゃるし、めんどくさいなーかったるいなーなんてマイナスなことを考えずに前を向いて仕事してるなあと思います。
特にカンブリア宮殿に登場する偉人賢人たちは、すごいですよね。もうほんと、やる気の塊ってかんじで、「これだ!」と思ったらどんどんやってしまうんです。彼らはそれぞれ肩書きも業種も生き方も違いますが、マインドがしっかりしているから、話を聞いていて「はぁーーー」と感心してしまう。
ああいう人たちに共通してるのはやはり仕事を楽しんでいる、気持ちが充実している。このふたつではないでしょうか。
人間って理屈っぽい生き物ですが、やっぱり感情は正直です。
やりたくないことはやりたくない。嫌で嫌でしょうがないことに全力は出せない。楽しければ自然に集中する。興味があることは勉強するし、興味がまったくないものには無関心です。
「今日も会社行かなきゃいかないのか・・・はぁ・・・」
「もう帰りたいんだけど」
そういう気持ちは絶対に、どこかに現れています。
逆に、
「この仕事がやっぱり好きだ」
「自分の仕事に誇りを持っている」
「給料は少ないけど、やりがいを感じてる」
こういう気持ちだと、自然に仕事効率は上がるものです。
経験したことのある方ならすぐ分かるでしょう。
「好き」「楽しい」は集中を生み、作業能率を上げるのです。そういう精神状態で仕事をしていると、1日が終わる時に「あーーーー今日もやったーーーーーーーー!!!」という達成感があります。そうなれば気持ちが充実するので、余暇も存分に満喫できます。
そのような循環が出来て初めて、人生そのものが楽しくなるのです。
では、楽しくするには具体的にどうすればいいんでしょうか。
あくまでも現実的に考えること
どうせ生きるなら、仕事を楽しんで、休みを満喫して、気持ちよく生きたいものです。
ロックミュージシャンの矢沢永吉(えいきち)さんが、車のCMでいいことを言っています。
【台詞】
2種類の人間がいる・・・やりたいことをやっちゃう人と、やらない人。
やりたいことをやってきたこの人生・・・
おかげで、痛い目にも遭ってきた。さんざん恥もかいてきた。
誰かの言うことを素直に聞いてりゃ、今よりずっと楽だったかもしれない。
でもね、これだけは言える。
やりたいことをやっちゃう人生のほうが、間違いなく面白い。
俺はこれからもやっちゃうよ? あんたはどうするの。
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いやーいいこと言いますね、CMとはいえ。矢沢さんが言うとピッタリはまってる。
「やりたいことをやる」
これほど楽しい人生あるでしょうか。いや、無い。
そんな生き方って、みんなの憧れだと思います。
やりたいことをやって登りつめた人たちが言うと、説得力ありますよね。
でもね、
こういうCMを見て、その時は「そのとおりだ!」と思っても、
またつまらない卑屈な考え方に逆戻りする人がほとんどでしょう。
「あんたは有名人だからそんなこと言えるんだよ」
「君たちみたいな天才と、私たち凡人は違うんだよ」
「楽しく生きてる人には分かんないだろうね、この苦労が」
そんなマイナスな考え方です。
特に現代の日本人にとって、“やりたいことをやる”“楽しく仕事をする”というのは禁句に近い。
ほとんどの人たちが、「大卒の資格がないと仕事無いよ」などの文句に抑圧されて半ば適当に進学し、探究心ややる気もないままに、学生のうちに大した自分探しをせず、卒業を迎えると「とりあえず仕事しなきゃ」と適当に就職活動をはじめ、何社何十社と面接を受ける。「とりあえず」の気持ちで就職して社会人になってから夢と現実の間で深く後悔して、人生に対して悲観的になり、ネットで毒を吐いて生きるようになる。
インターネットがすっかり浸透して一般的なものになったいま、老若男女誰もが自由に、不特定多数の見ず知らずの人間たちが見ている前で「語る」のはごく当たり前のはなし。愚痴のお披露目も当たり前ですね。
Twitterや掲示板などを見ると、実にいろいろな人たちが仕事・人生について愚痴をこぼしています。
ネット世代真っ只中の20代30代にはそういう根暗社会人が珍しくない。
彼らのつぶやきを見ていて強く感じとれるのが、人生への深いコンプレックスなのです。
やりたいことができない、仕事が辛すぎる、友達がいない、彼女がいない、生きるのが辛い・・・そういったマイナスな感情。中には、そういった卑屈な気持ちの裏返しで、立派な自己啓発的なことをつぶやいてうっぷんを晴らしている人たちの姿も。
日本の大人たちはいま、「人生つまらない」でいっぱいなんではないでしょうか。これほど気持ち的に沈んでいる国もなかなか珍しいくらい、実は現代の日本人たちは追い詰められている気がします。
事実、日本の自殺率は先進国の中でも高いほうです。
自殺というのはもう本当の最終手段で、「生きていてもしょうがない」という気持ちでいっぱいになったときにするものでしょう。人間含め動物というのは普通、どんなに過酷な状況下でも、本能的に「生きたい」と思うもののはず。
それが「生きてても辛いだけ」「死にたい」と思うのは、人間特有の思考であり、本当に追い詰められた八方ふさがりの精神状態だと思います。これ以上ないくらい病んでる。
いまの世の中、病んだ大人がいっぱい居ます。人生がつまんなくてつまんなくてしょうがないんですよね。
じゃあなぜつまんないのか、なぜ辛いだけなのか。なぜ、「人生クソゲー」と思ってしまうのか・・・
それは、意識の問題なんですねぇ、実は。
進学も、学校生活も就職も、適当すぎる。「とりあえず」すぎる。
とりあえずだから、適当だから、「やれるだけのことはやっている」という気持ちが無いのです。「自分で決めてここに居る」という気持ちより「会社に仕事をさせられている」という気持ちが大きくなる。
だから、後になってグチグチ言うようになる。
人間って、実は常に選択して生きています。
どこに入学するか、どんな仕事をするか
今日何時に寝て明日何時に起きるか
昼飯に何を食べるか、誰と食べるのか
通学・通勤時間に何をするのか。勉強するのか?音楽を聴くのか?ボーッとするのか。
誰と親しくなるのか、どんなコネをつくっておくか
休みの日・・・ゆっくり寝るのか、勉強するのか、ゲームするのか、本でも読むか、部屋の掃除をするのか、誰かと遊びにいくか
全力だして一生懸命にやるのか、適当に流すのか
大げさなことじゃありません。
皆、そういう選択を繰り返して生きています。当たり前のことです。
貧しくても裕福でも、選択を重ねることに変わりはありません。
ひとつの出来事だって、どんなふうに受け止めてどんなふうに考えるか、そしてそれをどう活かすのかで違います。
選択肢が変われば結果も変わります、当然。
進学にしろ就職にしろ、そういう選択の結果ではありませんか。
ちゃんと時間を効率よく使って集中して勉強していればそこそこの結果はついてきますし、
たとえそれで思い通りの結果にならなくても、
「自分はまぁ、いろいろ有ったが、納得できるだけの準備はしてきた」と思えれば、受け入れることができます。
逆に、自分の力を分析してその後に活かす材料になります。
才能のある人間は俺たち凡人とは違うから成功できる?
才能のある人間はそんなに苦労しなくていい?
違いますよね。
才能があっても、棒に振っていれば腐るだけです。
才能がある人たちだって、ちゃんと才能があるからこその努力をしています。じゃないと振り落とされる。
矢沢さんもそうですが、あそこに立つために、やるだけのことをやってきているんです。
当然、失敗もたくさんしてきたでしょう。
それに、才能があったって、自分にはどうしようもできないような事態に直面することもある。
天才スポーツ少年だって、事故で下半身不随になったりしてしまえば、それまで描いていた夢には届かなくなってしまうでしょう。
私たちが知らないところでそういう悲劇に見舞われた方だってたくさん居ます。
体質や気質などの問題で好きな仕事につけない人もたくさん居ます。
でも、それで折れて「もうダメだ」「人生詰んだ」と思って抜け出せなくなったら、
本当に何も出来なくなる。何にもいいほうに考えられなくなる。
「辛い辛い・・・」だけで、「どうすれば改善できるかな」が浮ばなくなる。
すると、生きることは苦痛でしかなくなります。
いま日本では、「学歴さえあれば人生安定」という宗教じみた考えが流布していますが、それだって同じ事。
良い学歴があっても、「俺は○○大卒だから大丈夫なんだ。舐めんなコラ」という考え方でやっていたら、ロクな生き方はできないでしょう。
気持ちだって充実しないから、人生つまらなくなること請け合いです。ネットで毒吐きしながら退屈な人生を送るひねくれ者になります。
学歴は確かに大事です。
程度の良い学校を出ているということであれば
「それだけ一生懸命勉強する人だ」というイメージにもなるし、
「頭がいいんだな。物覚えがよさそうだ」と思われることもある。
でも、実際どうでしょうかね。
高学歴は勝ち? 学歴さえとっておけば、あとはふんぞり返っていても学歴が自分を守ってくれる? 何もせずとも出世できる?
そんなことは無い。
社会人になったらまた選択を重ねて、やることやっていかなきゃいけない。
失敗だってたくさんあるでしょう。仕事がうまくいかない、人間関係がもつれる、病気になる・・・など。
もしかしたら会社側が失敗して、その巻き添えを被るかもしれない。
(可能性は0ではないということです)
実のところ、現実的に考えると、“保証された安全な人生”なんてものは存在しないのです。
だから、宗教じみた信じ方はよくありません。
学歴を信じるんじゃなくて、それを取った自分の才能と努力を信じなければ、精神的に虚弱な人間になってしまいます。
物事には過程がある。結果だけを気にしてはいけません。臆病になるだけです。
慎重と臆病は違う。
大事なのは意識ある選択と行動
日本人はもともと保守的な民族ですから、
「安定」「安全」という甘い言葉に惹かれやすい。
「やりたいことをやる」とか「挑戦」とか「楽しく仕事する」とかをものすごく嫌うでしょう。
より安全な堅実な生き方を信じる。
もちろん、それが自分の実力を見極めきっちり努力を重ね、運や縁を経てたどり着いた結果なら、なにも後悔はないでしょう。苦労はもちろんそれなりに有るでしょうが、ぐちぐち言うことはありません。
今の日本社会の最大の勘違いは、
「仕事とは苦痛なもの、めんどくさいもの」
「やりたいことをやる=楽(らく)」
「挑戦しない堅実な人生=安全」
という固定概念に他なりません。
仕事を楽しんでいる仕事人はたくさん居る。それでちゃんと結果をだしている人もたくさん居る。
やりたいことをやる人生は楽でしょうか。違います。
やりたいことをやろうとすれば、それを達成するための苦労がある。文句も言われる。(別に、他人にどんどん迷惑をかけて好き勝手生きろということではありませんからね)
「失敗しないためには挑戦しなきゃいい。何もせず無難に生きよう」
違う。何十年か生きていれば誰でもほんとうは知っているのです。無難な人生なんて無いということ。
むしろ、怠けていれば怠けているだけ、あとあと自分が後悔するのです。虚しくなるのです。
天才でも秀才でも凡才でも、だれでも失敗するし、挫折するし、不快な想いをするし、悩むし、落ち込むし、疲れます。
それは、どんなに安全に生きようとしても変わりません。
失敗や悩みの大小だって、他人とは比べられないものです。
大事なのは、現実を受け入れること。
現実的に考えることです。
人はそれぞれ、変えようの無い生まれや育ち、家族・親族、体質、気質、トラウマ、悩み、能力、好き嫌いと、いろいろな事情を抱えて生きていますでしょう。
誰もが同じように生きられるわけではない。同じだけ努力すれば必ず同じところに到達できるわけではない。
そういう当たり前のことを受け入れた上で、ちゃんと選択することです。
自分という人間を見極めて、それに沿った目標設定をする。
その目標に向けて失敗を繰り返しながら努力をする。
成長を楽しむ。小さな成功の一つ一つを楽しむ。
結局はそれが出来るかどうかなのです。
それが出来る人は、そこそこ人生楽しいはずです。
矢沢さんも、いまはミュージシャンとしてあんなに売れてあんなキラキラしていますが、決して楽に生きてきたわけではありませんし、裕福な家庭に生まれたわけではないようです。
幼い頃に両親はいなくなり、親戚中をたらいまわしにされ、極貧生活を送っていた矢沢さん。裕福な家の子供にいじめられることもあったそうです。
そんな生活のなかで、なんと矢沢さんは心折れるのではなく、「BIGになる」と思ったんだといいます。
ビートルズなどに感化されロックスターを志すようになった矢沢さん、
“中学時代、ラジオから流れるザ・ビートルズを聴いてロックに目覚め[36]、更にザ・ベンチャーズの広島公演に行ったことで、すっかり感化されスターになることを夢見るようになる”
“高校卒業と同時に、トランクとギターとアルバイトで貯めた5万円を持って、広島から最終の夜行列車で上京する[7][39][40][41]。しかし、東京駅へ向かうはずだったが、長時間の移動で尻が痛くなったのと、横浜とザ・ビートルズの出身がリヴァプールという同じ港町だったことから横浜駅で途中下車、チャイナタウンなどで働きながらバンド活動を始める”
“自作の曲「アイ・ラヴ・ユー、OK」のテープを「ビートルズのレコードを出しているから」と言う理由から東芝EMI(現・EMIミュージック・ジャパン)に持ち込んだが「売れない」と断られる[36]。”
(Wikipediaより)
これ読んで、ただ「馬鹿なやつだ」と思うなら、それは短絡的すぎる。
私が思ったのは、「この人、行動力が半端ない」でした。
5万円持って列車に乗って上京して、途中下車してそこでバイトしながらバンド活動て・・・ww 笑っちゃうくらい行動力あるじゃないですか。
その後、
(同じくWikipediaから抜粋)
という波乱に満ちた人生を送っています。
こういう、“やっちゃう人”の話を知ると、あーやっぱりやる人はどんどんやっちゃうんだなあ と思いませんか?
人生なんて結局は、やるかやらないかなんですよ。成功の保証なんてどこにもありません。皆、こっちは大丈夫だと信じて生きているだけのこと。左右の分かれ道があれば、皆が行くほうについて行くだけの事。でも、同じ道を選んだ誰もあなたの選択を保証してはくれません。
自分の人生です。仕事だって自分のため、自分の家族のためにすること。
仕事のために生きてるんじゃない。会社のために生きてるんじゃない。
おおかた皆さん、生活のために仕事をするはずです。
それが、忙しい日々に抑圧されていつの間にか、会社のために生きているような気持ちになる。
仕事を自分の意思でしているんじゃなく、会社にさせられている気持ちになる。
それまでろくな選択をせず努力をせずにいたもんだから、
やれるだけのことは十分やってきたという誇りもなくて、卑屈な気持ちでいっぱいになる。
誰だってそれなりに事情を抱えて苦労しているんだということも忘れて、
苦労比べのような目で人生を見るようになる。
ネットで、働いていない人たちを見つけて、赤の他人なのにムカついてしまう。
自分とかかわりの無い人なのに見下して説教しようとしてしまう。
気持ちや生き方を改善するために使える時間なんて、見つけようと思えばあるはずなのに、
「忙しい」「まったく時間ない」と、余計自分を追い込んでしまう。
・苦労をしている自分
・お前より俺のほうが忙しい
そんなつまらない見栄を誇りにしてどうするんでしょうか。
くだらない。
苦労比べをするために生きてるんでしょうか・・・いや、絶対ちがう。
それならむしろ、もっともっと苦労するはず。忙しいと言う暇さえないほどにね。
自分を苦しめるだけの明らかなブラック企業なんてやめればいい。会社なんて世の中にはいくらでもあります。
働き方もいくらでも有るんです、本当は。
それなりの自信と実力があるなら、必ず別の道は見つかります。資格が足りないなら、忙しい合間に勉強すればいい。そういう人、実際にあちこちに居ます。人生がつらいのを、仕事が見つからないのを学歴のせいにして諦めていては、何も出来ません。現実的に前向きに考えていかないと、人生はつまらないものになります。
いろいろな人のいろいろな仕事の話を聞いて、いろいろな生き方を読んで、視野を広げなければ。
世の中には、ほんとうにいろいろな人生があり、働き方があり、遊び方があるものです。
勝手に根暗になって引きこもって、嫌々毎日を追いかけて、そんなんで何が楽しいんでしょうか。
そして、そんなふうな根暗と一緒に居て、周りは楽しいでしょうか。家族は幸せいっぱいでしょうか。
不必要に人と比べない。過剰に卑屈にならない。
「悩みも、思うようにいかないこともたくさんあるけど、やるだけのことはやってきた。楽しく生きられるように努力してきた。いっぱい探した」
常にそう思えるように生きましょう。大事なのは、意識と選択です。小さなことからでいいんです。
良くも悪くも、保証された選択なんて有り得ません。
信じて選択し、軌道修正しながら生きていけばいいのです。
それが、そもそも人生というものですよ。
何が出来るかを考えて、前向きに生きましょう。
せっかく生まれてきたんだから、自分が楽しくなきゃもったいない。
最後に。
私自身、悩みや辛いことがいっぱいあります。どうにもならないこともたくさん有る。
本当に「あーもうどうすりゃいいんだ!!!」と言いたくなることがたくさん有ります。そういうときは、ただ落ち込んでパニックになるんではなく、「どうすれば少しでもよくなるだろう・・・」と考えるようにしています。
残酷なことに、私が心の中でなにをどれだけ考えていても、そんなことは知らん顔で世の中は回り続けるんですから。だから、人生は気の持ちようなのです。結局は行動なのです。
学生の方には特に、自分探しをたくさんしていただきたい。
いろいろな人のいろいろな仕事の話、生き方の話を読み聞きしてください。いろいろ試してみてください。
それは自分のためでもあり、真の社会貢献のためでもあります。
自分が最大限の情熱を持って打ち込める仕事に従事してこそ、世の中のためになるのです。そういう仕事が世の中を活気付かせるんですから。
その典型的な一例が、ミュージシャンやスポーツ選手です。ああいう、好きを極めた人間、楽しいを極限まで仕上げた人間の姿が世の大人たちの心を沸かすのは、そこに自分たちに足りないロマンを感じるからです。やりたいことをやる、極める、モノにする。そういうのは、カッコイイことなのです。 あの成功の裏に、われわれの想像を絶する苦労があることを忘れてはいけません。
「周りなんて気にしないで蹴っ飛ばして好き勝手やって生きよう」そう言っているのではありません。自分のためにちゃんと選択しましょう。自分の人生だということを忘れずに。
思い入れが強いテーマゆえ、かなり長くなってしまいました。
最後まで読んでくれた皆さんには本当に感謝します。
皆さんに、ほんの少しでも良い気持ちの変化があればいいなと願いつつ、締めくくらせていただきます。