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ターミネーターは実現するのか?【人口知能】

近年急速に発達し、さまざまな分野での活躍が期待されている人工知能(AI)

かの有名な物理学者スティーヴン・ホーキングなどの権威者達によれば、「人工知能が人間の脳を超える日も遠くはない」とも言われていますが、人工知能がもたらす変化とは、実際どのようなものなのでしょうか。人工知能にはどんなことが出来るのか、どこまで出来て、どこからは出来ないのか・・・そして、近い将来人工知能が当たり前になるとすれば、そこにはどんな生活が待っているのか・・・そんなことを考えてみました。

 

 

 

人工知能の可能性

そもそも「人工知能」という言葉が初めて登場したのはいつだったのか。

 

今は亡き科学者ジョン・マッカーシーが生前、他数名の科学者と共に、とある提案書を発表しました。

内容をざっくり言うと、

「1956年の夏、2か月間にわたって10人の人工知能研究者でニューハンプシャー州ハノーバーのダートマス大学に集まり、機械が自ら言語を使ったり、抽象的なことを考えたり、現時点では人間にしか解けない問題を解いたり、また機械が自らを改善し成長したりするための方法などを研究しようじゃありませんか。選ばれし研究者たちが集まれば、きっとこれらの問題のいくつかは進展を見せるでしょう。」

というものでした。

この提案書によって1956年に開催されたのが、世に言う「ダートマス会議」というものです。この会議は結果的に、人工知能という分野を確立した歴史的な会議になりました。

以降、今日に渡り「人工知能」の研究は世界中で続いています。

 

 

 

着々と研究開発がすすむ人工知能。

最近発表された有名な話では、アメリカのコンピュータ会社「IBM」が開発した「質問応答システム・意思決定支援システム(言ってしまえば人工知能)」ワトソンが、なんと日本の三井住友銀行への就職に挑戦、内定を得るという驚きの実力を発揮しましたね。

この成果、何がすごいのかパッとしない方もいらっしゃると思いますが、ワトソンはもともと米国で開発されたコンピューター。このコンピューターに使用されている言語は、当然母国語の英語です。

ワトソンは、まったく知らない段階から日本語を勉強し習得。ちゃんと日本語を使用したテストをクリアして、この内定を得たらしいです。

 

なんと、機械が人間の言語(しかも外国語)を理解し、それだけでなくその言語を使って大手銀行の面接を通るまでのレベルに到達しているとは・・・

生粋の日本人が英語を一所懸命勉強してアメリカの大手金融会社に受かるのと同じようなものだと考えれば、どれほど難しいことをやってのけたのか想像しやすいと思います。人間にも高校レベルの英語でつまずく人が居る中、本来人間に使われる立場であるはずの機械がやってのけてしまったのです。

おまけにこの内定、単なるお試しでなくちゃんとした入社試験のようで、三井住友銀行はこのワトソンを、オペレーターの応対業務に導入することを発表しています(参照:日経産業新聞3/20)。

ワトソンの天性的な学習能力と計算能力によって、人間のオペレーターたちもさぞスムーズに受け答えができることでしょう。

 


機械にどこまで出来る

 

いやはやここまできたか機械の頭脳・・・というかんじですが、この先、こんな人工知能が当たり前になったら、我々の生活はどうなってしまうんでしょうか。

5年程度ではそんなに変化はない“かも”しれませんが、10年後20年後となると、案外、最近ニュースでちょくちょく報道されているように、機械の参入のせいで仕事を追われる人も割と出てくるかもしれませんね・・・悔しいですが、それによって人間全体の暮らしは“楽”になるかもしれません。

大きなスーパーのレジ業務や、上の例のような電話対応、ネット通販業者の受注⇒発送作業などは、人間よりも人工知能を搭載した機械に任せてしまったほうが効率がいいかもしれません。労働の形態も変わっていき、過労で倒れる労働者も少なくなるかもしれません。

 

 

ちかい将来、エレベーターや車の自動運転システムは当たり前として、旅客機もしくは個人用ジェットも、離着陸からルート切り替えまでほとんど自動で判断して飛ぶようになったり・・・と、もう本当にいたるところに人工知能が利用されるかもしれません。

例えば救急車なんかは人工知能搭載になって、人間よりも効率よく正確に患者のところへ手配されるようになっているかもしれません。そうなると人手が減って人件費削減につながるかもしれません。

あとはこの前記事にしましたが、ドローン。あれもゆくゆくは人工知能搭載モデルが出ちゃったりして。アマゾンのドローン宅配サービルなんかはほとんど人工知能で回ってしまいそうな感じもあります。

 

朝は自動的に起こしてくれて、会話もしてくれて、家主の体調を見て健康上のアドバイスまでしてくれて、家に帰る時間を見計らって自動的に家事もやってくれている・・・とまあ、大げさかもしれませんが、そんな未来の姿もあるのかもしれません。

しかしもちろん、「便利」だけではすまないでしょう。

 


 

ほんとうは怖い?人工知能

ビル・ゲイツやスティーブン・ホーキングなどの権威者たちは、人工知能が誤作動によって人類に危害を加えることのないよう、信頼できる安全装の開発を進めることが急務だとしています。

彼らが気にかけているのは、人工知能が人間の頭脳を追い越しそのうえ暴走して手に負えなくなってしまうという最悪のシナリオです。

まさかそんな映画『ターミネーター』のような夢物語があるわけない!

と思いたいところですが、実際、現段階ですら、機械が将棋やチェスで一流のプロに勝って見せるなど、並みの人間には真似出来ないような所業を見せつけられているわけで、人工知能の可能性は計り知れません。

 

 

機械が自分で思考し自分で学び、自分で自分の欠点を改善していくという人工知能。もし万が一停止ボタンが故障して効かなければ、ほんとうに優れた人工知能であればあっという間に並みの人間の頭脳を超え、天才の思考をも超えて、極合理的・客観的な判断によって、マトリックスの世界の機械のように人類を地球にはびこるウイルスと認識し支配しにかかる・・・なんてバカげたSFみたいな可能性も0(ゼロ)ではありません。

まあそこまで行かずとも、故障による誤作動やシステムハックによって、人工知能に勝手な判断でパソコンや携帯端末をいじられるだけでも、かなり困ります。

 

まだまだ我々一般人には想像も及ばない遠い業界での話ではありますが、映画のような恐ろしい結末を迎えないためには、人類ひとりひとりがしっかり、人工知能が内包する危険を想像・理解していなければならないのかもしれません。

具体的に出来ることは、今後登場する人工知能搭載の機械については、本当に扱い方に気を付けておいて、いつでも電源を切れるようにしておくなどの前準備をおこたらないことですね。

便利になっているようで実は問題も増えている人間社会。我々にはそれと向き合う義務があるし、機械が知能を手に入れたところで、人間の未来を感じ考えるのは人間でありたいものです。人間には「心」という、不合理で一番複雑な武器が備わっています。すぐれた人口知能にも、心は習得理解できないでしょうから。

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