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いまどき知らないと恥?「グロースハッカー」とは

ネット散策をしていたら、とあるブログ記事のライターさんのプロフィールに、”Growth Hacker“(おそらくその方の職業)と書かれていました。

聞いたことの無い肩書きだったので、どうにも気になって調べてみることに。

 

すると、なるほど私のようにコンピューター関係に疎い者が今まで知らなかったのも無理はない。
どうやらIT業界にてここ数年急速に流行っている役職らしいことが判明。

ニュースでも特に取り上げられていないし、

加えて、「Growthhack」「Growth Hacker」あるいは「グロースハッカー」とGoogleで検索をかけてみるも、
ヒットするブログやサイトでは、『ユーザーの質をグロースする』だの『グロースをプロダクトに組み込む』だの、横文字を乱用した分かりにくい説明ばかり。

これでは興味を持ってもなかなか理解できないでしょうし、少なくとも一般には浸透しないでしょう。

 

 

 

グロースハッカーの定義

そんな中、日経コンピュータが運営するITproが、業界外の一般人にも分かりやすい記事を用意してくれていました。
グロースハッカーのすごい効果と広がる誤解

これを読んで自分なりに噛み砕いてみたところ、グロースハッカーとは
「データを駆使して事業を成長させるシステム開発者」です。

アメリカのシリコンバレーで、グロースハッカーの手によって次々に会社が急成長しだしたのが最初。

『データを駆使して』
『事業拡大のためのシステムを開発する』
というのが、

「顧客の期待に応える」とか「流行の波に乗る」
とかいう漠然とした今までの古いマーケティングとは違っています。
例えばあなたが会社を作って、商品あるいはサービスを開発・販売しようとしたとします。
売れるモノをつくるためには、世の中でどんなものが流行っているのかを人手を使ってチェックしてまとめて、それを受けて商品の製造や販売を行うことになるでしょう。

しかし、実際に売れるかどうか、人気になるかどうかなんて、発売してみないことには分かりません。
売れなければ、売れない理由を考えて、プロジェクトを再検討していかなければならないでしょう。広告の出し方や内容なども考え直さなければなりません。でももし、それも失敗したら・・・次も売れなかったらどうなるでしょう。研究や開発のための費用がかさむだけで、赤字になってしまうでしょう。

そもそもそういった費用を超える売り上げをあげて、結果的に黒字になる利益を生み出せなければ商売にならないわけですから。

 

グロースハッカーは、そういう場合に役に立ちます。

 

 

彼らの仕事は、顧客の購入記録や離脱記録など目に見える情報をすべて分析して、今顧客がどんな商品を望んでいるのか、どんなキャッチフレーズに惹きつけられる傾向にあるのか、どんな障害があって新規の顧客に登録を踏みとどまらせているのか・・・など、現時点までに蓄積した実際のデータを用いて研究し、顧客獲得・維持のための方程式を導き出し、施策を組んで試し、事業を改善・拡大させる仕組みを完成させることなのです。

 

 

 

 

経営とか事業の拡大とかとはちょっと話が違いますが、データを分析して改善策を打ち出すといえば、
ブラッドピット主演の2011年の映画『マネー・ボール』を思いだします。

これは実話を素にした映画で、かつて負け続きでプロの球団としての経営不振にも追い込まれた球団オークランド・アスレチックスを、セイバーメトリクスという手法で立て直したゼネラルマネージャー、ビリー・ビーンの話です。

 

あの話の中で、ビリーはデータ分析に長けたピーターという男を補佐として雇い、選手の出塁傾向を徹底的に分析、「とにかく塁に出る」というシステムを作り上げ、チームを勝ちあがらせました。

 

 

ああいうことをして会社を成長させるのが、グロースハッカーの役目なのです。

要するに、やみくもに色々なことに手を出して無駄な金をかけるようなことはせずに、データを細かくに分析することで確実に顧客を増やし、利益をあげることのできる仕組みを作り出すエンジニアといったところでしょうか。

 

 

 

 

まだまだ不景気ムード続きの日本。
グロースハッカーの力は、今後日本でも一般的に知られ求められるようになってくるかもしれませんね。

 

 

 

 

ところで、最初“Growth Hack”と聞いて、会社のコンピュータ警備システムを強くする正義側のハッカーかな?とも思いましたが、全然違いましたね。

まぁハッカーのハックはもともと「システムをいじくる」転じて「侵入する」「改ざんする」というような意味だったはず(実は“hack”は日本語に訳そうとするとあいまいでわかりにくく、ハッキリとした日本語訳が無い)なので、
今回の場合「ハック」は、「事業を成長させるために事業システムに手を加える」というようなニュアンスだと思います。
気になったことを知らないままにしておくというのは、気持ちのいいものではありません。
今回は、またひとつ新しい言葉を知ることができて満足しています。

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