『ザ・コンサルタント』レビュー:期待通りめちゃめちゃ面白かった

今年のはじめに公開されてテレビでもCMが何度も放送されていた本作。

映画ファンの間ではけっこう話題にもなったんではないでしょうか。

 

私も観よう観ようとは思ってたんですが、映画は家でひとりで観る派なので、レンタル料金が安くなるのを待っていました。

公開されたばかりの映画はAmazonビデオで2500円とか2000円とかの購入しか選択できないんですよね…

でまあこの映画を今月の上旬だったか?やっとAmazonビデオでレンタルして観たんです。


感想・解説

 

感想を単刀直入に言うと、めちゃめちゃ面白かった!

PVを見れば分かる通り、『会計士』と呼ばれる謎の男の物語。

シナリオよし、アクションよしです。

とりあえず観て損はしない作品でしょう。

大きめの映画評論サイトではなんか「意味が分からない」というかんじで酷評されてましたが、ひねくれて観なければ素直に完成度高い作品だと思います。

 

主人公の〝高機能自閉症〟という設定も存分に生かされていて、裏社会にひそむ表ざたにはできない帳簿仕事を引き受ける会計士を生業とするなかで、天才的な計算能力・情報処理能力を発揮する姿は素直に気持ちがいい。アイアンマンのトニー・スタークがスーツ開発に集中しているシーンなどを彷彿とさせます。

やはり仕事ができる男、一生懸命な男はかっこいいなと。

 

そして、この作品のもうひとつの見どころ…アクション。

仕事柄、危ない目にも遭う。

それをこの男は持ち前の戦闘技術で切り抜けていくわけですね。

 

 

最後のネタバレにならない程度にあらすじをお話すると、

 

主人公は先天性の自閉症で、子供のころからふつうの日常生活に馴染めず、両親は悩んでいました。

そこでカウンセラーに相談。この先生は結構評判の人で、自閉症の子供たちを長期間にわたって預かっているので、主人公くんもうちで預からせていただきましょうかと、両親に提案するわけです。

でも父親の方は厳格な軍人さんでして、「ぬるま湯に浸からせていたらこの子が将来困ってしまう」と考え、連れ帰る。それから、父親による英才教育が始まるわけです。

彼は主人公に生きるための色々な術をたたき込みました。主人公の才能を育てながら、実戦向きの格闘術も教え込む。かなり有能な父親だったんですね。

(ちなみに母親のほうはノイローゼを起こして家を出ていきます)

かくして主人公は、自閉症という大きなハンデを抱えたスーパーマンとなるわけです。

 

生きるすべを身に着けたからといって、当然、一般的に言う「普通の生活」、つまり、人間社会に馴染んで皆と同じように生活していくことはできません。家具や食器は自分のイメージどおりに並んでいないとパニックになるし、臨んでいた仕事がキャンセルになってもパニックを起こす。人間同士のコミュニケーションもスムーズにできない。

そういうわけで、事務所を構えて会計士という仕事をやっているわけです。

自分の最大の武器である計算能力をいかして、顧客の、なかなか人には言いたくないような金銭的な悩みを解決していく。といっても犯罪の手伝いとかではありません。あくまでも法律の範囲で上手にやりくりする方法を提案してあげたりするわけです。

でも、顧客は善良な市民から大企業,ギャングなど様々。

 

この映画のなかでは、主人公は仕事のパートナーから「たまにはリスクをともなう相手でなく優良な企業の仕事をやってみないか」というふうに誘われ、手足に障害を持つ人のために義手などを開発しているビッグカンパニーの帳簿仕事を受ける。

見事な手腕で不審な金の流れを探り当てた主人公でしたが、それから、金の横領を行っていたと見られる社員が自殺したり、主人公が謎の傭兵連中に襲われたりと事態が急変します。

果たして物語の最後に待ち受けているのはどんな結末なのか…!という感じ。

 

まず面白いのが展開の速さ。

1件の帳簿仕事の話でよくこんだけテンポよく、濃く描いたなと。ちゃんと自閉症患者の苦しみとか、彼らが持つ人並み以上の能力なんかにも焦点を当てつつ話を進めていくし、最後までそのスタンスを貫いています。

あとアクションが非常にかっこいい。

Amazonビデオ版で本編のあとについているメイキング映像を見ましたが、

格闘シーンでの主人公の動きはとにかく端的で速く実戦的なものをということで作っているそうです。

シラットという格闘技がベースになっています。

 

これがそのシラット↓↓

ちなみにこのビデオの方はそこらの道場の師範とかではなく、海外で実際に要人や施設のバウンサー(ボディガード)を務めて実戦を経験したりしたのち、いまでは軍人などに実戦護身術などを教えている本職の人。

彼のたちあげた教室では、殺人術を含めたプロ仕様のコースと、そういう危険な技のない一般人向け護身術コースとが分けられているほどの本格派。

興味があればローコンバット公式サイトを見てみてください。

 

映画での主人公の動きは、もっと直線的で何をやっているのか分かりやすいものになっています。

敵はわりとスタイリッシュな動きをしてきたりするんですが、主人公はそれを効率的な動きで薙ぎ払っていく。これが爽快でたまらない。

といってもスティーブンセガール映画のような無敵感はなく、危険な仕事をしているという点は常に視聴者に意識させる演出になっています。

リアルな格闘戦大好きな方にはおすすめです。

 

 

というわけで、長くなってしまいましたが、この映画、迷っている人は絶対観たほうがいいですよ。

休日のいい暇つぶしになります。

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